ネットショップを立ち上げても来店(アクセス)がないと購入につながらない。
逆に、来店(アクセス)数を増やせば購入につながる。
そこで、来店(アクセス)数UPの対策をすれば売上UPだ。
そんな考えが当たり前になっているのか、今日もSEO業者から偉そうな営業電話が・・・
「アクセスアップやSEOにご興味・ご関心はありませんか?」
今まで、何度この言葉を聞いただろう。
その度に、失笑しつつも
「アクセスアップに興味がないショップなんてありますか?」
と聞いてみる。もちろん、営業マンは反応なし。
その後、どうでもいいやり取りが続いた後、電話の向こうから
「月々○○円と格安の料金で、お好きなキーワードを上位表示できるんですが~」
これまたお決まり文句が飛び出る。
個人的には、こんな営業で成果が出るのだろうか?と逆に心配になってしまう。
玉石混交ではないが、中には良いサービスもあるかもと、微かな期待を込めて電話に出るものの、いつもこの調子。
そんな時、私はこう言うようにしている。
<貴方の会社はどのキーワードで対策してますか?>
自社WEBサイトのSEOもできないSEO業者はいりません。仮にSEO対策できてる業者でも、全く有効と思えないキーワードで対策してる業者も。
<売上につながるキーワードってどんなキーワードですか?>
美容商材なら、「美容」や「化粧品」など誰もが思いつくキーワードしか出てこない営業マンに興味はない。中には、営業先の商材を詳しく調べずに電話してくる営業マンも・・・悲しい。
最も悲惨なのは、キーワードを教えてもらえれば具体的な見込み数値を出すよ!と軽く言ってくる営業マン。それが分かっていれば、すでに実践してるっての!!!
<そもそもアクセス数が増えたら、売上は本当にあがりますか?>
例1)仮に、10,000アクセス見込めるキーワードで、サイトのコンバージョンが1.0%とすると・・・
100,000UU(アクセス数) × 1.0%(コンバージョン) = 1,000件(受注!?)
なんと!1,000件もの注文を獲得できることになる。そんなに凄い成果が出るなら、どのネットショップも御社と契約しますよ。営業マンさん、この計算はほんとに正しいですか?
<同業の事例は?>
契約が取れるならどこでも良いと得意でもない業種にアプローチする業者もいる。そこで、同業の事例を確認しておく。この辺りから、営業力のないSEO会社さんは歯切れが悪くなり、段々とフェイドアウトしていく。
<成果報酬型なら良かったのに>
電話で有益な情報がもう得られないと判断したときは、最後にこう伝える。アフィリエイトなど売上に応じた成果報酬を実施してるため、成果の見込みが立たない施策は難しいと。最近では、1ページ目(10位以内?)に入らないと請求しないタイプの成果報酬SEOも登場しているが、それも結局は同じこと。
アクセスアップ=受注増 と単純計算できるほど、ネットショップは簡単ではありませんよね。
システムやサービスの機能説明じゃなくて、営業先に合わせた独自の提案をしてくれる営業マンさん。
気付きを与えてくれる提案でしたら、いつでもウェルカムです!
SEOはネットショップで欠かせませんし、SEOが好きなショップ担当者は少なくない・・・
そんなSEOに魅了されるお気持ちよく分かります・・・
だからこそ、SEOの誘惑に負けずに冷静な判断でショップ運営を実施したいですね。
SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジン最適化と呼ばれ、ある検索エンジンを対象として検索結果でより上位に現れるようウェブページを書き換えること、またはその技術です。
※検索エンジン最適化(2010年10月28日 (木) 16:00 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』。
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